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ルーマニア マンホールタウンのブルース・リーは衝撃。まさにクレイジージャーニー

公開日: : 最終更新日:2015/08/21 ドラマ・テレビ

ルーマニアのマンホール生活者

ルーマニアのマンホール・チルドレン

以前も何かのメディアで

聞いたことはありましたが、

実際に映像を見るのは初めてでした。

こんな本もあるので、

どこかで聞いたことが

あったんでしょう。

 

 

今日放送のTBSの新番組

クレイジージャーニーでは、

ジャーナリストの

丸山ゴンザレスさんが

ルーマニアの闇である

マンホールタウンに

潜入する企画が

放送されていました。

番組自体は、

ちょっと電波少年的な

ノリがあるような

気がしましたね。

この番組は、

今年のお正月に特番で放送され、

4月からレギュラー化されました。

出演者は、

エル・チキンライスこと

松本人志さんと

バナナマンの設楽統さん

プロレスラー坂田亘さんの妻、

小池栄子さんの3人です。

丸山ゴンザレスさんは、

危険な取材をされることが多いようで、

以前はフィリピンにあるスラム街で

臓器売買をした方を取材したり、

銃の密造村に乗り込んだり、

バンコクで偽造ID屋を取材したり

そういう関心は尽きないようですね。

ルーマニアまでは、

飛行機で15時間。

ナディア・コマネチや

ドラキュラ伝説で

知られていますが、

東欧というだけあって、

経済格差は今でも激しい。

安易なイメージですが、

東欧=旧共産圏=困窮

というのが私のイメージ。

ルーマニアの独裁政権の

おわりの方では、

国家政策として、

子供を5人以上産むことを強制して、

大量のストリートチルドレンを

産まれたその影響が

マンホール生活者のようです。

丸山ゴンザレスさんによると、

日本でマンホール住人のことを

調べても

ほとんど情報が出てこないそうで、

唯一の手掛かりは、

北駅という

ルーマニア最大の駅周辺

にいるらしいということのみ。

その北駅に近づくと、

街の雰囲気が変わってきて

ダウンタウンっぽくなり、

バラックみたいな建物が散見

されるようになり、

ゴミが散乱している光景になり

スラム街のような雰囲気に。

一見、普通の都市部のようで

マンホールを探すのだが、

開くようなものはないし、

人が住んでいる気配はない。

しばらく探すと、

煙の出ているマンホールを

発見します。

下水の臭気がすごい様子で、

出入り口にフタをしている

ような感じなのです。

 

mann

丸山ゴンザレスさんが

調べた情報では、

昔マンホールタウンだった

場所の入口を

行政がマンホールの入口を

ふさいでいるらしいということ。

マンホールタウンの跡は

いくつか見つけられたのですが、

いま使われている場所は

なかなか見つかりません。

そこで、

公園のマンホールの上で寝ている人

(おそらくホームレス)

に突撃取材するんです。

このホームレスさん、

マンホールチルドレンとは

関わりたくないとおっしゃって

ちょっと怖かったんですが、

入れるマンホールはあることを

教えてくれたので、

情報料としてチップを渡すと

ご満悦のご様子。

その後、公園近くで取材して、

マンホール住人に

持ち物全部盗まれたことがある

人に遭遇します。

そして、ついに、

マンホール住人に

接触することに成功します。


子供のころから、

マンホールで育った若者2人です。

彼らによると、

マンホールの場所は

北口の裏口にあること、

中に入るにはボスの許可が

必要なことが判明します。

北口の裏側は、

注射器は落ちているわ

目つきが怪しい人は多いわで

雰囲気が尋常じゃありません。

そこで、ついに、

マンホールに入っている人を

発見します。

ついに、

マンホールタウン発見したのです。

(後半へつづく)

 

 


住人を取材しようとすると、

当然ながらカメラを向けるな

という反応も多く、

危ない雰囲気が漂います。

中に入って取材するためには、

ボス(通称ブルース・リー)の

許可が必要らしく、

そのボスが出てくるのを待って、

直接取材を申し込みます。

その時のボスの雰囲気たるや

かなりの威圧感で

さすがの丸山ゴンザレスさんも

圧倒されてしまい、

足がすくんだような感じに

なってしまいます。

 

bos

 

ここで、不穏な雰囲気を察した

通訳がボスに話しかけて、

日本の人が直接あなたに

話したいそうなのですが、

聞いてもらえませんかと

いいタイミングで接触。

ブルース・リーは、

露出の多い格好で、

チェーンや南京錠を

体にぶら下げています。

腰には、ナイフも常備している

という状況で、

以下のように、

必死に取材への思いを伝えて

取材を快諾いただくのです。

このボスの通称名

ブルース・リーですが

以前ストリートファイトを

していた時の名前だということです。


—————————-

あなたが、このあたりを

仕切っている顔役の方ですか?

⇒そうだ。

 俺がブルース・リーだ。


日本からきたジャーナリストで

マンホール住人の現状を

取材しに来たのですが

中に入れてもらえませんか・

⇒何がしたいんだ?


日本ではあなたたちのことは

ほとんど知られていないのです。

私は本当にあなたたちのことを

知りたいと思っているし、

ありのままを伝えるんで、

何とか中に入れさせてもらえない

でしょうか?

⇒俺たちはこの国に捨てられた

 人間だ。

 日本でこの事実をちゃんと

 つたえてくれ。

 それができるなら、入れてやる。

—————————-


マンホールの入口は非常に狭く、

中に人が住んでいるとは思えません。

どうやら、侵入者を防ぐために、

意図的に狭くしているようです。

丸山ゴンザレスさんは、

体格の良い方なので入るのに

かなり苦労します。


中は、熱気がすごくて、

鼻を刺すような独特の刺激臭も

ただよっています。


狭い通路の奥には

横幅3メートル

高さ1.5メートル

奥行15メートルの

空間が存在していました。


そこに、およそ30人の

住人たちが、所狭しと

ひしめき合っています。

中は電気がとおっていて、

かなり明るいので、

普通のお部屋と遜色ありません。


ただ、カメラを向けると

危ない雰囲気で、かなり危険。

住人の中には、

当たり前のように何かのお薬を

打っている方々がいらっしゃいます。


奥の部屋はキッチンになっており、

外から持ち込んだカセットコンロや

食材で料理できるようになっています。

電気は盗電だということですが、

テレビもあり、マンホールの中とは

思えないような充実ぶり。

また、

マンホール内で住人達が座っていた

のは、お湯が流れていた下水パイプ

であることが判明。

この暖かさがマンホールに住む

最大の理由になっています。


丸山ゴンザレスさんは、

食事に誘われて、

パンとコンビーフ、レモネードを

平らげます。

衛生状態は気になったようですが、

取材のためには、必要以上に

食べた方が得策と判断したようです。

そして、距離が縮まってきたところ

取材がはじまります。


——————————–

仲間になるには、ルールはあるのか?

⇒ここに入るための条件など
 
 一切ない。

 みんな国や親に捨てられたんだ。

 もし条件があるとすれば、

 全員俺と家族になることだ。


(ボスに大金を持ってくる男がいて)

これは何のお金ですか?

⇒細かいことはいいだろ

 これは、俺たち全員が生活する

 ための金だ。

※お薬を売買したお金の模様で

 少なくとも
 
 表には出せない商売の様子。


ここにいる奴らは昔

全員マフィアの奴隷みたいな

感じだった。

いいよに使われ、殴られ、

服も奪われてきた。

でも、俺がここに来てから

そんな奴らと喧嘩して

こいつらの地位を上げたんだ。

——————————–


このボスのお話をうかがうと、

日本のヤクザ映画に出てくるような

世界観を感じました。


電気をとっていることはもちろん、

マンホールに住んでいることも、

お薬らしきものの売買も

法律的には許されないことです。

ただ、行き場のない子供たちが

国によって生み出されたのも

生きていくには

現実的にこうせざるを得ないのも

確かなことです。


ブルース・リーは、

マンホール内で結婚した

夫婦のために、

別途専用のマンホールも

用意しており、

このあたりも、

昔ながらの極道のボス感が

漂いますね。

ボスによると、

マンホールで結婚して

子供を作る人は多いそうです。


夫婦はストリートチルドレンで

ボスに拾われて、13年経過。

今までの生活で一番安定しており、

ボスに守られているので

安心して生活できるそうです。


なぜここまで、みんなのために

色々やってあげられるのか

という質問には、


——————————

誰であろうと、地下に住んでいる

人たちは全員仲間である。

彼らにこうしたことができるのは

この国に自分しかいないから

自分がやる。

——————————

という回答。


その言葉どおり、

ボスは、マンホール住人が

外で生活できるように

地上に家を建設しているそうです。


また、

マンホール住人の生活を守るために、

弁護士なども使うなどして、

行政と折衝しているとか。


非合法なことをしているのは

確かなことではあるけど、

この生活がなければ、

生きていけない人々を

行政ではなくて民間?で

請け負っているような構図、

これしかないから、

俺しかできないから

やっているんだ

という強い決意には

なんとなく

大阪っぽい雰囲気を感じました。


この取材をみてみると

ほとんどの方々は、

日本には無縁の話だと

考えてしまうでしょう。

もちろん、マンホールで

集団生活というのは

見られないことかもしれませんが

似たような構図はありますよ。

たとえば、戦後の混乱に乗じて

勝手に不法占拠して

ずっと非合法に住んでいる人たちは

日本中にたくさんあるはずです。

最高裁判決で不法占有だと

判断されても、

いまだに占拠して居住されている

地域だってあります。

京都府宇治市の通称ウトロ地区なんて

私が知ったのも大人になってからですし

存在すら知らない人は多いんじゃないか

と思います。

(おわり)

 

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