大阪桐蔭、死球の次は裏金ですか・・・

大阪桐蔭、死球の次は裏金ですか・・・

先日、大阪桐蔭は与死球が多い

という話をさせていただきました。

要約すると、大阪桐蔭には

試合で劣勢の時に、

死球を与えている事例が多い。

しかも、死球を与える相手は、

対戦チームのピッチャーという話。

死球が故意なのかは不明ですが、

この事実は、揺るがないものですし、

高校野球を好きな人からすると、

実力はあるけど、ヒール的なチーム

として認識されているわけです。

プロ野球でいったら、

読売ジャイアンツみたいな感じかな。

ほら、こっちの死球は受ける側ですが、

巨人の小林捕手や加藤捕手なんて、

明らかにボール当たりにいったので、

結構話題になりました。

でも、今回の裏金問題のせいで、

残念ながら、

高校野球ファン以外からも、

ヒール的な扱いを受けることに

なってしまうんだろうなと思います。

この裏金問題の手口は単純明快。

いわゆるピンハネですよ。

学校側は否定しているようですが、

ピンハネしたお金を、

学校の幹部（元校長と息子）が

私的流用しているんじゃないか

という疑惑があるみたいです。

また、このピンハネの手口が、

ちょっとみっともないかな。

表に出ているだけで、

裏金づくりの種は次のとおり。

①模擬試験の受験料の一部

②教材費の一部

③家庭科の実習費の一部

④漢字検定等の検定費の一部

はいはい、なるほどね。

①～④のお金を学生から徴収する。

しかし、業者に支払われるお金は、

徴収した金額より少ない

そういうことですよ。

確かに、以上４つのすべてが

スケールメリットがはたらくような

費用ですもんね。

なんか、笑っちゃいけないけど、

いかにも関西らしい手口ですよね。

ただ、１つ気になったのですが、

業者に支払うお金より

少し多めに徴収しておいて、

差額分は、事務手数料という形で

学校の利益として計上することは

できないのでしょうか、ということ。

本来、個々人が申し込むものを

学校が代わりに申込みと

支払を行っているのだから、

そこに労務は発生しているよね？

だから、学校の利益として、

帳簿に計上していればですよ、

道義的に言われることはあっても、

会計的に問題はないと思うのですが。

（私が間違った認識でしたら、

　申し訳ありません。）

そもそも、関西の保護者だったら、

通常個人で申し込んだ場合に

3000円の模擬試験なのに、

学校からの請求が4000円だったら

とっくに問題にしていると思うんです。

 

通常3000円の模擬試験を

少し安価に受けられるのは、

学校の力じゃないですか。

それに、商売の基本は、

卸値より高く売ることだから、

「徴収額＞支払額」となることは、

問題ないように思うんだけどなぁ。

一番問題なのは、

裏金にして私的流用していた

という部分だと思います。

（後半へつづく）

 

 

裏金の具体的な金額としては、

模試の受験料の一部で、１億２０００万円

教材費の一部で、１億７０００万円

ということのようです。

その使い道は、

誰が購入したのかわかりませんが、

高級バッグやスカーフの購入やら

学習塾関係者との飲食費やら。

あげくのはてには、

数年前から、元校長とその息子さんの

個人口座に、毎月５０万ずつ振り込み

ということのようです。

ここでもいくつか疑問が生じるんです。

たぶん、メインの使い道は

先ほどのもの以外だと思うんですよ。

高級バッグやスカーフの購入は

確かに私的流用の恐れが高いですが、

うまく経費にする方法だってあると思います。

例えば、学校案内で幹部の方々の写真を

取る必要があって、衣装一式を購入したとか。

１点１００万の高級バッグを経費にするのは

厳しいと思いますけど、

数万円レベルなら、合理的な理由があれば

経費化できると思いますよ。

学流塾関係者との飲食費なんて、

ほぼ間違いなく経費にできるでしょ。

はっきりいって、

それなりの企業であれば、

本来経費でない飲食費も経費にしている

ケースだってありますよ、たぶん。

先日はＮＨＫの籾井勝人会長が、

私的なゴルフの場合なのに、

ハイヤー・タクシー代をＮＨＫに

請求したということで問題に

なったじゃないですか！

元校長とその息子さんへの送金なんて、

それなりの肩書を与えて、

給与として支払うことはできる。

堂々と経費にできますよ。

以上から判断すると、

私的にはよくわからん問題に思えます。

ピンハネ部分は学校の利益、

私的流用とされている部分は学校の経費で

いいんじゃないの？

そう思うからです。

公にされているのとは別のところで

別の目的で、

なにやら色々と使われているんじゃないか

と思えてなりません。

（おわり）